海外インターンと聞くと、いわゆる「意識高い系」が参加するようなイメージが強いのではないでしょうか?そこで今回はごく普通の学生生活を送り、ぼんやりと社会へ出ることへの不安を抱えていた中で海外インターンへ参加したGW生のインタビューをご紹介します。海外インターンに行こうと思った理由や、仕事内容、海外インターンで得られたスキルなどについてお話を頂きました。
2017年3月〜11月(大学3年生時)の8ヶ月間ベトナムホーチミンにあるIT企業にてインターンシップをしていました。インターン先の企業では、お客様の日本人と、エンジニアのベトナム人の橋渡しをするディレクション業務をメインで担当しました。またブログやFacebookでの広報、会社ホームページリニューアル、日本語講座の運営、オフィスレイアウトの考案、などなど幅広く業務を経験しました。
海外インターンに行く前は、学園祭実行委員会とアルバイトに力を入れる至って普通の大学生活を送っていました。高校生の頃から海外に興味があり、いつかは語学留学をしたいと思っていましたが、決心がつかずに大学3年生になっていました。また英語の語学留学をしたい一方で、大学で東南アジアの研究をしており、その成長性に魅力を感じていました。大学在学中に旅行ではなく、実際に現地で生活して現地のビジネスを体験したいという思いもありました。
前述した通り、いつかは留学したいという思いがありながら大学3年生も終わりを迎え、就活の時期になっていました。
自分の中で何かが足りていないモヤモヤした思いを強く感じていました。それは、”学生時代にしかできない留学をしなくていいのか?”、”働くことに対して理想とするイメージや軸がないまま就活を初めていいのか?”という2つの疑問があったからです。
そこでインターネットで色んな留学やインターンシップを調べました。国内でインターンシップするという方法もありましたし、普通に語学留学もありました。また、英語圏でのインターンシップという方法もありました。しかし結果的にGlobal Wingにたどり着きました。Global Wingを魅力に感じた理由は、新興国の本当に成長できるインターンに絞っている点です。インターンシップと言いながら業務内容はアルバイトのようなプログラムが多く見られる中、Global Wingではインターンシップ生が裁量権を持って仕事ができる企業のみを紹介しています。就活を1年伸ばして行くのだから、中途半端に語学力を伸ばすのではなく、実際に異文化の中で働いて成長することに意味があるのではないかと考え、海外インターンシップを選ぶことにしました。
あまり心配はありませんでした。東南アジアは何度か旅行で行ったことがあり、好きだったのでむしろワクワクしていたことを覚えています。
業務に関しても、何度もGlobal Wingの代表の神田さんに「めちゃめちゃ大変だよ」と釘を刺されていましたが、どうにかなるだろうと思っていました。しかし実際に行くと本当に大変でした。異文化環境かつベンチャーということでそもそもの業務体制が整っていなかったり、コミュニケーション一つにすごく時間がかかったりし、身体的にも精神的にもかなり大変でした。しかしその中でもGlobal Wingのチューターの方とのやりとりであったり、他のインターン生とご飯に行ったり、話をしたりしてうまくメリハリをつけることができたかなと思います。
7:30 起床・身支度
8:00 出社(バイクタクシーで出勤します)・朝礼・朝食
8:30〜9:00 掃除・スケジュール確認
9:00〜11:00 エンジニアとの確認・打ち合わせ資料作成
11:00〜12:00 お客様打ち合わせ(Skype)
12:00〜13:30 昼休憩
(会社のベトナム人エンジニアとご飯を食べたり、昼寝したりします)
13:30〜15:00 仕様書の確認・お客様との連絡
15:00〜16:00 エンジニアへ指示出し・スケジュール作成
16:00〜17:00 プロダクトのテスト・デバック
17:00〜18:30 お客様との連絡・日報提出
19:00〜20:00 夕食
20:00〜23:30 自分の時間(一日の振り返り、友人と連絡、明日やることの確認など)
インターンをしていた会社はITのオフショア企業でした。オフショアとは人件費の安いアジア圏などに依頼して開発をすることです。お客様が日本の企業にだったので、そことのやりとりをし、ベトナム人のエンジニアに伝え、プロジェクトをマネジメントするデイレクターとしての業務を行なっていました。プロジェクトによっては要件定義から加わることもあれば、品質管理をするテスターとして加わることなど様々でした。また、ブログやFacebookでの広報、当社HPリニューアル、日本語講座の運営、オフィスレイアウトの考案、などなど幅広く業務を経験しました。
すぐに裁量権の大きい仕事を任せてもらえたことです。ITに関しては全くの初心者でしたが、日本人があまりいない環境だったのですぐにプロジェクトに入り、ディレクションを任されました。お客様とのやりとりも、ベトナム人とのコミュニケーションもどうしていいかわからず苦労しましたが、とにかくやるしかなかったので業務の中で自分なりに工夫しながら進めていきました。
マインドの面で言うとタフになったというのが一番の変化だと思います。海外で業務をすると言うことは想像以上に乗り越えるべき課題がたくさんあります。それらを乗り越えるうちに、どんな環境にも適応できる能力がついたのではないかと思います。
業務的なことで言うと、段取り力がついたと思います。外国人と仕事するとなると、より段取りをつけて働くことが重要です。なぜならコミュニケーションを取る上で言語や文化という壁があるからです。彼らと共通の認識を持ち、同じゴールに進むための方向漬けから始まり、お客様との仕様すり合わせや実際の開発、テスト、デバック、振り返りなどを周りと協力しながら段取りをつけることが癖としてついたと思います。
8ヶ月間のベトナム滞在でかかった費用は、約60万円くらいです。
内訳としては、プログラム費用15万円、ビザ代2万円、航空券代5万円、海外保険代10万円を自己負担しており、1ヶ月間のおおよその費用として、交通費5千円、食費2万円、その他2万円くらい使用していました。インターン中は会社から寮が提供されていたので家賃はかからず、プラスして給料を月250USD支給して頂いていました。
食費が安いので1日500円くらいに収めることができます。私は休日に少しいいレストランやカフェに行くことが好きだったので、少し高くなっているかと思います。抑えればもっと安く生活できます。交通費に関してはバイクタクシーがメジャーであり、ホーチミンの中心部内であれば60〜100円くらいで移動することができます。
私はベトナム滞在中にマレーシア、カンボジア、ベトナム中部のダナンへ旅行に行ったこともあって少し多めにかかってしまっています。
一つアドバイスとしては、短期だと給料が支給されない場合も多いので長期間行くほうが安く済むかと思います。
サポートが手厚いことです。周りのインターン生に話を聞いても、ここまで手厚い仲介業者はありませんでした。渡航前のビジネス研修や、渡航中のチューター制度のおかげでインターンを充実して終えることができました。定期的に代表の神田さんとお話して気づいたことなども多くありました。インターン中はどうしても視野が狭くなってしまうことがあるので、外からの意見をもらえる環境はとてもよかったなあと思います。また、渡航後の就活支援で今現在かなりのサポートをしていただいています。インターンに行かせて終わりではなく、その後のキャリアまで一緒に考えていただき、とても感謝しています。
帰国後は、就職活動をしながらベンチャー企業で長期インターンシップをしています。海外インターンの前は、誰もが知っている大手企業に行きたいなというぼんやりとした思いがありました。ですが海外のベンチャー企業でインターンをしたことで、ベンチャーの成長環境というものにとても魅力を感じ、インターンをすることにしました。海外インターンでの経験を活かしながら、事業を大きくするフェーズに関わることができており面白いです。
海外インターンは、まだまだメジャーではありません。新興国に行くというのもかなり勇気のいることだと思います。しかし、今後の社会で必要とされる人は確実に海外でビジネスができる人です。それは語学力だけでは足りません。自分のキャリアを考える上で、是非一度海外に挑戦してみてください。
ごく普通の大学生でも海外インターンに行って人生を変えることができます。GlobalWingではアジア地域でのインターンシップを中心に紹介し、インターンシップ期間中も二人三脚でサポートを行っております。インターン中に様々な相談に乗ることも可能です。
あなたの様々な疑問や不安に、 GlobalWing専属のキャリアコンサルタントが マンツーマンで対応しております。