コンサルティング業界は、いち早くキャリアアップできる、様々な業界と関われる、高給などの理由から就活生の間で最も人気の業界の一つです。
しかし、一口にコンサルティング業界といっても、社風や業務内容は企業によって千差万別です。そこで今回は、コンサル業界の現状や、大きく外資系と日系のコンサルティングファームの社風の違いや、選考を進むにあたって私なりの重要ポイントなどをまとめていきます。
私は就活を通じて、約20名ほどのコンサルタントの方々とお話ししました。
その面談の中で、ほぼ全てのコンサルタントの方々が口をそろえておっしゃっていたのは
「近年は、案件に対してコンサルタントの絶対数が足りていない」という現状です。
最近の景気の上昇による企業の売上上昇や、働き方改革などのあおりを受け、多くの企業がコンサルティングファームへ案件を依頼しているようです。
そのため、案件ごとのポストに空きがあるケースが多く、以前よりも自らの希望する案件にアサインされる確率が高くなり、自分の目指すキャリアプランがより実現しやすくなっています。
このような背景から、今コンサルティング業界をファーストキャリアに選択することは、大きなチャンスになっていると感じました。
コンサルティングファームは外資系、日系という大きな2つの枠組みで分けられることは多いです。
コンサルティングファームによって、業務内容が大きく異なることはありませんが、それぞれの働いている社員のマインドや雰囲気は大きく異なる印象です。
そのため、コンサルティングファームを選択する際、社風という軸を考慮することは重要です。
ここでは、あくまで私がOBOG訪問を通じて感じた印象なので、実際に自らで行動し自らで感じた社風を確立させなければいけません。
【外資系ファーム】
(i) 戦略系(マッキンゼー、BCG、ATカーニーなど)
論理性を重要視して物事をはかる人が多い印象です。それに加え、コミュニケーション能力も高く、人の懐に入り込むセンスも持ち合わせています。人それぞれのキャリアに対しての支援も充実しているが、Up or Outのイメージも感じられます。
(ii)経営系(Big4など)
戦略と人柄は似ているが、教育制度が非常に充実しています。(2~3年間ほどあるところも)Up or Outの雰囲気はなく、長く活躍できる人材に育てようという意思がうかがえました。
(iii)IT系(アクセンチュアなど)
IT系は他の系統に比べ、人員不足が顕著であり、大量に採用する印象です。しかし、ファームで長く活躍してもらいたいという意図から、教育制度などは充実しています。
【日系ファーム】
(i) 戦略/経営系(DI、IGPI、アビームなど)
日系といえど非常に頭のきれる方が多く、外資系戦略ファームと似ているという印象です。
(ii)IT系(シンクタンクなど)
シンクタンク系の企業が多く、教育制度や福利厚生はコンサル業界の中でトップだと感じました。年功序列からの脱却をはかっている最中という話も。
【外資系ファーム】
(i) 戦略系
ES+筆記/Webテスト→GD/面接→短期インターン→内定
最初の筆記/Webテストでかなり選考者が絞り込まれます。独自形式のテストを課している企業も多く、時間をかなりかけての対策が求められます。また、GDでも抽象度の高い難しいテーマが設定されることが多く、また周囲の学生のレベルも非常に高いです。GDの経験を重ねたり、ケース問題の参考書を複数回やらなければ突破は厳しいと思われます。
(ii)経営系
ES+筆記/Webテスト→GD/面接複数回→内定
ES、Webテストの突破率は戦略ほどではないが低めです。しかし、ES・Webテストともに独自の形式ではなく、比較的一般的なものが多いので、対策をすれば突破は可能です。面接ではケース面接が課されることが多いが、初級的な内容であるので、ケース問題の参考書を一通りやれば問題ありません。能力+コンピテンシーを重要視されているようで、能力があっても、相性が悪ければ不合格になることもあり、それぞれの企業研究も大事になってきます。
(iii)IT系
ES+筆記/Webテスト→GD/面接複数回→内定
経営系とほぼ同じだが、ケース面接は少ないと思われます。面接では、コンサルタントとしてはもちろんですが、なぜIT系なのかという問いも多く、近年のITのトピックスなど理解しておく必要があります。
【日系ファーム】
(i)戦略/経営系
ES+筆記/Webテスト→GD/面接複数回/短期インターン→内定
外資系戦略ファームと同じく、ES+筆記/Webテストの突破が難関です。各企業ごとに出題形式など異なる場合があるので、情報収集が欠かせません。また、面接ではケース問題などの能力を見られる場合や、日系なのでコンピテンシーも重視される場面もあり、同様に対策が必要です。
(ii)IT系
ES+筆記/Webテスト→GD/面接複数回→内定
ESの分量が外資系に比べ多いことが特徴です。しかし、比較的通過率は高いため、面接の際に、深堀してもらえるように書き綴ることも意識するとよいでしょう。能力は劣っていると思われても、コンピテンシーの部分が評価されて内定が出た学生もいるようで、企業分析や自己分析を中心的に行うことが一番の対策といえます。
いかがでしたか?コンサル業界は、他の業界より早くから選考が始まります。
上記の対策と傾向から、今後の就職活動の役に立てると嬉しいです。
GlobalWingではアジア地域でのインターンシップを中心に紹介し、インターンシップ期間中も二人三脚でサポートを行っております。弊社の海外インターンプログラムを経て、コンサル業界から内定を得た、卒業生も多くいます。
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名前: U・H
早稲田大学創造理工学部四年
インド・デリーにて、日本人向け日本語フリーペーパーの営業インターンとして、約8ヶ月勤務。エンジニア職として不動産ベンチャーで来年、入社予定。
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