日本だけではなく、世界中で愛されている「UNIQLO」を運営するファーストリテイリング。あなたも一度はショップに足を踏み入れたことがありますよね?今回はそんなUNIQLOの成長戦略と海外インターンシップについて見て行きます。
消費者のニーズに合う商品を作る売るというのはビジネスの基本ですが、ユニクロでは自社の戦略に合わせて、それを売り場で実現しています。みなさんがユニクロに行く時、他よりも入りやすい、買い物しやすいと思うのは値段の問題だけではありません。
同社は”顧客に最高の売り場”を提供することを目的にしています。ユニクロでは1,000円や1,900円など低コストな商品を売るのに、あれこれどうですか?と定員が”売りに来る”ことはありません。これは低コストな商品だからこそ、顧客が好きな物を選んで買う売り場を提供しようとするユニクロの戦略なのです。
さらに時代に合わせて消費者が商品を早急に手に入れられるように、店舗販売だけではなく、世界的にインターネットを用いて販売を大きくするようです。時代の先端をいく売り方にこそ、ユニクロらしさが出ているのかもしれません。
ユニクロは低価格・高品質が売りの企業ですが、価格が高騰しても必ずバリューが上回るようにしています。以前価格が高騰した時も、ディズニーとのコラボ商品やフランス人デザイナーとの共同企画など目新しさを提供しています。
他にも代名詞だったヒートテックに加え、東レとの合同開発で作ったエアリズムはヒートテックを超える勢いで人気が広まりました。生産に強い東レと販売に強いユニクロの組み合わせが多くの消費者に受け入れられたのです。
さらにヒートッテックは寒冷な地域で受け入れられた一方で、エアリズムは東南アジアなどの温暖な地域にも受け入れられることを見越すと、今後ますます大きくなる新興国市場へのアプローチが期待できるのではないでしょうか。
昨年ファーストリテイリングは2016年2月にメルボルンやシンガポールなど世界5都市でインターンシップを開催することを発表しました。学生100人を一週間現地での就業に当てるこのプランは初の試みとなります。
狙いとして、長期的に将来のグローバル人材と密に接することで企業価値を高めながら、人材育成を行うことを目的にしています。社内公用語を英語にした点などから、ユニクロがいかにグローバル人材に注力しているかがわかります。
いかがだったでしょうか。消費者のニーズを正確に測りながら、それを実践できる人材こそユニクロが求めているものです。海外インターンで得られる経験こそ企業が求めているものだと言えるのではないでしょうか。
参考:
日本経済新聞
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記事作成:
酒井陽大(さかい ようだい)
横浜市立大学2年 2015年2月より5ヶ月間ベトナム・ホーチミンにて現地在住日本人向け情報サイトの営業・企画・編集の海外インターンを行う。
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