17卒海外インターン経験者のES

2016.12.07
企業動向/就活

17卒グローバルウイング卒業生(海外インターン経験者)のES

あなたが、解決したい課題や問題について、重要な関連性のある情報(データや事実など)を見出し、その課題や問題の根源をつきとめ、解決策を提案した結果、望ましい成果を挙げた経験について述べてください。(P&G・700字)

【経営不振、社長不在という危機感から経営に加わり営業利益率を10%向上させた】
<背景>ベトナムにて教育系スタートアップ企業でインターンをし、先生として授業をする日本人社員さんのアシスタントとして働いた。業務は授業準備やDVD翻訳という単純作業がほとんどだが、自分が仕事をしっかりとこなすことで先生が授業に集中でき、それが会社の利益につながると考え全力で遂行した。しかし2ヶ月目のある日、社長から経営が苦しく資金調達のため会社を3ヶ月留守にすると聞かされ、危機感から経営に加わった。<取り組み>勤務時間中は担当業務をこなし、土日も含めて勤務時間外に出勤することで解決策を考える時間を捻出した。経理担当者がいなかったので、自ら会計項目を考え財務分析を行ったところ、コスト削減と売上増加の両方が必要だとわかった。コスト削減に関しては営業利益率10%向上を目標とし、以下の2つを提案した。 ①教室使用料を売上の20%ではなく定額で200$に契約し直す ②プリンターの費用を20%削減する 売上増加に関しては、1年後に黒字化するための目標生徒数を設定し、生徒数に対して人員が不足していたため採用活動を開始した。<結果>採用は難航したが、コスト削減のための2つの施策は実行でき、営業利益率10%向上を達成できた。困難なことは提案のタイミングであった。インターン当初、社長は私が経営に加わることを嫌悪していたが、経営危機に瀕した時に現実味のある提案をしたところ受け入れてもらえた。このことから、与えられた業務だけでなく、会社にとって必要なものは何かを粘り強く考え実行することが大切であると学んだ。

注意点

ESを書く際に注意したことは以下の3つです。
1. 要約を、一言で、先頭に
2. 背景・取り組み・結果に分けて説明
3. 面接で説明できないことは無理して盛り込まない

就活当時を振り返って

就活序盤は文字数を気にせず書き、それを論理的にわかりやすく整理するということを行いました。その後、長めのES(700字)としてまとめましたが、序盤にこれをしていたので後半はESを書くのが楽でした。というのは、「自分が取り組んだ多くの経験の中で就活として使えそうなのはこの範囲だろう」という限定ができ、これ以降は文字数制限による優先順位をつけ(例えば、200字・400字など)、面接を通して効果的なアピールポイントを見つけるためのトライ&エラーを繰り返すだけの作業となったからです。海外インターン経験者を含め、就活のネタがある人はそれを効果的に伝える訓練を早めにしておくことが大切であると感じます。


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