今回は大学2年生の夏に「今後の自分を見つめ直すきっかけになれば」と思い、アメリカ西海岸での短期インターンシップに参加した筑波大学の齋藤侑里子(さいとうゆりこ)さんをインタビューしてきました。
Q.1 自己紹介をお願いします。
・名前:齋藤侑里子
・所属:筑波大学人文文化学群
・インターン期間:2016夏
・行った国:アメリカ
・最近していること:チアリーディング部・インバウンド事業を行うベンチャーでのインターン
・座右の銘:大きな成果を出す人は、問題に集中しているのではなく、機会に集中しているのである。byドラッカー
・インターンの概略:総合商社出身の起業家と行くアメリカ西海岸でのビジネス実践プログラム
Q.2 海外インターンに参加しようと思ったきっかけはなんですか?
今回プログラムに参加しようと思ったのには主に2つ理由があります。まずグローバル、グローバルと叫ばれる中でグローバルを体感してみる必要があると思っていたことです。どれほど書籍やネットで調べても今まさに海外、特にシリコンバレーという世界のスタートアップの中枢で起きていることを肌で感じるには実際に行ってみることが必要だと感じていました。また英語に関する不安をプログラムのメンターであり、元総合商社で駐在経験のある起業家の方に事前に話をしたところ、「なぜ英語を話せる方が圧倒的に良いのか」を体験することの必要性を教えていただきました。そこから勉強のための勉強にならない今後の英語学習における土台作りにもなるのではないかと考え、参加を決めました。まだまだ私にとっては未知の部分が多かったため、どんな経験でも今後の糧になると最初のステップとして参加しました。
Q.3 海外インターンの様子を教えて下さい。
サンフランシスコ、ロサンゼルスの現地企業やイベント、その他ミートアップと呼ばれる現地交流会に出席し、学生から社会人、経営者の方まで様々なお話を聞く貴重な経験をすることができました。今回のプログラムでは主に学生が主体となって1日の予定を決め、アポイントメントを取り、訪問するものでした。実際にはアポイントメントを取ることは難しかったですが、計画から一貫して行う中でそれまで知らなかったアメリカ教育のレベルの高さ、目的から逆算した進学など日本にないアグレッシブな文化に圧倒されました。私自身が見てみたいと思っていた働く、引いては生きることに関する日米間の違いは明らかなものでした。
Q.3 一言で言うと、海外インターンで何を得ましたか?それを得られた背景を教えてください。
「なにもできないという名のモチベーション」です。
筑波大学に進学し単位を取り、部活に励み、様々なイベントに参加するなど精力的に活動しているつもりでいました。しかし今回のプログラムで様々な方とお会いし、話を聞く中で率直にこの程度ではダメだと感じました。今の自分は何もできないと痛感したのです。特に、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)や現地でのイベントで出会った人々は刺激的でした。それぞれに確固たる夢を持って本当に自分の武器となる知識やスキルを手にすべく努力していました。また母語が英語でなくても英語は完璧、各々強みがあり面白い人ばかりでした。彼らと自分とのレベルの差は圧倒的で、純粋に「すごい!」しか出てこず、正直かなりヘコみました。(笑)
しかしその気持ちは、帰国後のモチベーションに繋がっています!
Q.4 インターン経験を活かし、今後どのようなことに取り組んでいる/取り組んでいく予定ですか?
アメリカで触れた良質な情報とまではいきませんが、学生の時間がある今だからこそと思いインプットを増やす努力をしています。毎日本やオンラインの記事を読み、時には英語のものを読むこともあります。またプログラムのメンターの方が経営する”TokyoHearth”という企業でのインターンも大学と並行して行っています。主にサイト内のブログの運営を行っており、流入ルートの分析などで一人でも多くの方にアプローチできる施策を考えて、実行してます。
Q.5 最後に、読者読者の方に一言メッセージをお願いします。
大学2年で普段とはまったく違う環境に飛び込むことができて本当に自分を変える経験になったと実感しています。私だけではなく、日本人の多くの方が海外に出る時に語学をできない理由にしてしまうのではないでしょうか。私も大いに悩みましたが、ドラッカーも言うように、常に目の前に機会に集中し、まずやってみるというスタンスが大事ではないかと思います。
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