今回は、ベトナムダナンでお土産事業のインターンへ挑戦したGW生のインタビュー記事です。なぜ海外インターンを選択したのか、実際の仕事内容について、海外インターンで得られたスキルなどについてお話頂きました。
筑波大学国際総合学類に所属しています。
東南アジア陸路旅やベトナム南部の教育がきっかけで東南アジアに興味を持ち、3年生の時に休学し、1年間ベトナムのリゾート地・ダナンで、お土産事業Happy Danangの立ち上げインターンに取り組みました。
自分の将来のビジョンを達成するため、途上国でのビジネス経験をしたいと思いました。そこで、リスクの少ない学生時代に休学し、インターンとして働くことにしました。裁量の大きい仕事を任せて頂くために長期のインターンを考えていたので、休学期間は1年にしました。
もともと大学で国際関係学の勉強をしており、ベトナムでのボランティア活動やホーチミン市師範大学に留学なども経験していました。その中で、価値観の違う人々を巻き込んで物事を行う「国籍に拠らないリーダーシップ」を身に付けたいと思い、海外インターンに参加しました。
さらに、ベトナムに行く前にもスリランカのNGOで2ヶ月間のインターンを経験していましたが、それらの経験から、もっと自分は海外で日本人として何か貢献できないかという想いがありました。そのため、日本文化や日本語に興味の持つ人々が多く、親日国と言われるベトナムを選びました。
ベトナムのダナンでゆるキャラを用いたお土産新規事業(兼キャラクタービジネス)の立ち上げを任されていました。
約1年間のインターン期間中は、自ら新規事業リーダーとして、ベトナム人の営業、デザイナースタッフ、短期の日本人インターン生たちを取りまとめ、お土産新規事業を進めていきました。
仕事内容は、チームリーダーとしてや商品開発・販売の管理やプロモーション立案・実行をしたり、財務などの事務作業、自ら足を運ぶ営業活動やパートナー探しなど、現場から戦略を練るまで包括的に行なっていました。
他にも政府の観光雑誌を作成なども受け持ち、様々な人と関わりながら業務を行いました。
休日はカメラを持ってバイク旅をして、中部ベトナムの田舎で風景の写真などを撮影したりしていました。
ベトナム・インターン中の成果としては、当初は数人にしか知られていない状態だったゆるキャラの『ダロン』を数万人に知られる存在にしたことです。
ダロンをベトナムと日本の全国テレビで4回紹介し、ゆるキャラをデザインした観光雑誌を発行し、Web上でも発信することにより、認知度を向上することができました。
お土産事業に関わった当初は、ゆるキャラの認知度を上げるためのノウハウや情報が少なく苦労しましたが、ローカルの小売店やメディアへの営業を重ねることで、ダナンの地に根ざしているコミュニティーを運営する方たちにお土産事業の協力を得られることができました。
また、営業先のクライアント様がベトナム国営テレビのプロデューサーであり、私が行っていた事業や私自身のことを「ベトナムで活躍する外国人とその活動」としてベトナム全国放送のニュース番組で紹介して頂きました。その後も、そのプロデューサーの方のご紹介で、他テレビ局の番組でも紹介されるなどの機会を得ました。
テレビ東京の「未来世紀ジパング」でもお土産が紹介されました。特にベトナムのテレビ局とは、インタビューを受ける側としてだけではなく制作サイドのベトナム人プロデューサーと議論しながら、脚本のブラッシュアップや撮影場所の確保、インタビュー内容の翻訳などに主体的に取り組むことができました。これらのテレビ番組の放送は、一緒に働いていたベトナム人スタッフたちが自分たちの仕事の社会的意義を確認し、自信を持つきっかけになったと思っています。
「感謝し、感謝されること」が自分のやりがいに繋がっているという実感を得られました。
自分が関わっていたのは、リゾート地でありながらお土産が充実していないダナンで観光客にお土産を提供する事業であり、キャラ好きのベトナムに地域密着型のゆるキャラを提供する事業でもありました。
周りの人々に「日本とベトナムをつないでくれてありがとう」と言われることが多く、特にベトナム戦争を知っている世代に「Daisukeのおかげでベトナムのイメージがポジティブに変わった」と言ってもらえた時はとても嬉しかったです。
また、お土産屋で実際に自分たちがつくったクッキーやキーホルダーを「かわいい」と言って買ってくれるお客さんたちを見たときは非常に嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいになりました。また、事業の初期段階のコネクションをつくって事業を任せてくれ、自分が失敗した時には「そんなの想定内だよ」と笑ってくれるインターン先の社長の存在はとても大きくて、本当に感謝しています。
さらに、NGOとビジネスの違いについても学ぶことができました。スリランカの現地NGOでのインターンでは、奨学金プロジェクトで日本文化をスリランカ人や他国の人たちに伝えるなど、「異文化交流」の要素が強かったと感じています。
一方で、今回のベトナムの日系企業でのインターンでは、日本人としてのアウトプットを出しながら「ビジネス」に取り組んでいました。NGOの活動よりも、業務の規模や責任が大きく、なおかつ手探りでプロジェクトを進めており、大変なことは多かったですが、異文化交流の枠を超えて、自分の強みが地域や人に貢献できたと思っています。
いかがでしたか? ベトナムでの経験憧れますね。GlobalWingではアジア地域でのインターンシップを中心に紹介し、インターンシップ期間中も二人三脚でサポートを行っております。
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