留学と海外インターンはよく比較されますが、そもそもこの2つは性質が違います。今回はそれぞれの目的を説明した上で、留学後の海外インターンを提案します。
留学の目的は「英語を勉強すること」です。留学は、短期的にはスピーキング力の向上、長期的には基礎英語力の向上が期待できます。話を日本の就活市場に絞ると ①最低限のTOEICスコアを取得すること ②スピーキング力を鍛えること が留学の具体的な目標となります。
順番に説明します。
①最低限のTOEICスコアを取得すること
企業によっては、面接前にスコアで足切りをする企業(ユニリーバは730点以上)や入社までに提出が必須の企業(楽天は800点以上を提出できなければ内定取り消し)があります。ただ数としては多くないので、それほど気にする必要はありません。しかし人生で最も英語の勉強ができる期間が留学なので、ここで良いスコアを取っておく方が何かとラクです。
②スピーキング力を鍛えること
スピーキング力を鍛えるのに最も良いのは英語圏に住み、ひたすら練習することです。オンライン英会話でも練習できますが、あてられる時間、環境という点で、やはり留学の方が伸びが早いです。
海外インターンの目的は「働くこと」です。ここでも話を日本の就活市場に絞ると ①自分の人生観・仕事観を創る ②仕事で成果を上げ、エピソードを作ること が海外インターンの具体的な目標となります。ちなみに、「どのようなエピソードがウケるのか」というのは、エントリーシートの回答例をインターン前に見ておくことをお勧めします。実体験から言うと、海外インターンをして英語力自体が伸びることはありません。インターン中は、すでに持っていた英語力(インプット)でどうすれば伝えられるかというアウトプットの練習にはなりましたが、そもそもの英語力は勉強をしない限り伸びないことがわかりました。
中学から大学受験まで勉強した人の場合リーディングは慣れているため、久しぶりに英語の文章を読んでも大丈夫なことが多いと思いますが、スピーキングはそうはいかないでしょう。ここで「スピーキング力はフロー」ということ強く意識する必要があります。つまり、よほど得意な人でない限り「英語を話す練習をしている時期だけ話せる」ということを意識しておくべきです。
まとめます。
・ 留学で一気に英語力を上げよう
・ 留学後は人生で最も高いスピーキング力を持った状態
・ このタイミングでインターンをしよう
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記事作成:S.K
大阪大学修士1年
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