将来的に、日本国内の内需が縮小していく中で、個人として豊かな人生を送るためにも、日本人として日本の国際競争力強化に貢献するためにも、海外でグローバルに活躍出来る人間になることは必須であると言えます。
そこで今回は、シンガポールのスタートアップで働く筆者自身が経験した、海外で働く面白さや醍醐味についてご紹介していきたいと思います。
■仮説が間違っていることに気付く
海外に足を運んで、実際に現地の人々にユーザーインタビューなどをすることで、もともと持っていた仮説が全く間違っていたと気付かされることも海外で働くことの面白さであると言えます。
筆者は、日本に住んでいた頃、日本ではスマートフォンといえばiPhoneが主流なのに、東南アジアではAndroidが主流となっているのは、日本は所得が高くてiPhoneを気軽に購入できるが、東南アジアでは可処分所得の低さから、それが出来ないからだという仮説を持っていました。
しかし、実際に東南アジアの色んな国を訪れて、スマートフォンユーザーに話を聞くと、欲しいと思えばiPhoneは購入できるという話をよく聞くようになりました。
それでもAndroidを欲しがる理由は、実は、インターネットに落ちている有料アプリのソースコードを無料で(違法に)ダウンロードできるからだそうです。
iPhoneではApple Storeで販売されているアプリはインターネットに落ちていることはなく、確実にお金を払わないと手元にダウンロードすることは出来ません。
しかし、Androidでは有料アプリでもインターネット上に野良アプリとしてアップデートされていることがあり、それらを無料でダウンロードできることが魅力なのだそうです。
この話は、実際に現地に赴いてユーザーの話を聞かなければ気付かなかったことでしょう。このように、海外の人々は日本人が思い付かないような行動原理に基いて、なにかをするということは珍しくありません。
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