近年留学が当たり前になっているとともに、海外インターンが注目されるようになってきました。ではなぜ海外インターンをするのでしょうか。もちろん就活のための話題づくりになることは挙げられるでしょう。今回は一体どのような海外インターンが就活で活かせるのか見ていきます。
スリランカでの海外インターンを行っていた就活生に話を聞くと、面接で聞かれたのは「なぜ海外インターンをしようと思ったのか。」ということでした。インターンの内容よりもまず、現状を分析した上での判断だったのか、行動と合致するものなのかが見られているようです。
具体的にいえば、なぜ留学や国内でのインターンではダメなのか、自分の中にある問題意識をアウトプットできることが重要になってきますし、実際に海外インターンに参加する上で必ず聞かれるポイントです。ここがはっきりしているとインターン期間中の自分の目標が定まってきます。
海外インターンの目的は多くあって構いません。しかも行ったことのない国でやったことのないビジネスをする上で具体的な目標は立てにくいものです。しかしながら、就活でも求められる自分の芯を気づく上でも、芯を持っておくことが大事だと言えるのではないでしょうか。
見出しのように長期インターンと短期インターンでは得るものが全く異なってきます。短期インターンは海外でなにか新しいことをやってみたい、ビジネスの現場を見て見たいという気持ちであれば満足できるものかもしれません。
しかし、日本のように整っていない環境で長きにわたり現地の人とビジネスを経験してきた学生はそう多くはありません。逆境にいつも立ち向かいながら自分で活路を見出していく力がある人は企業が欲している人材に一歩リードできるはずです。
長期インターンのもう一つのメリットとしては新しいことをやれる可能性が高まります。筆者も編集業から始まり、企画や経営者インタビュー、営業まで幅広く業務をこなしていました。本来営業のインターンで行ったはずが、企画なども体験できたのは本当に良い経験になりました。
海外インターン中に自分がやってきたことやそのプロセスを語ることはもちろん重要ですが、やはり自分が手にした数字とその成果は魅力的です。圧倒的な数字こそ、その人がコミットした量とクオリティが反映されているといっても過言ではありません。
どのようなプロセスと創意工夫をもって結果を出したのか。自分の経験を客観的に見直し、日々感じて取り組んだことを語ることができれば、その海外インターンは必ず就活の中であなたのキャリアを支える礎になるでしょう。
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記事作成:
酒井陽大(さかい ようだい)
横浜市立大学2年 2015年2月より5ヶ月間ベトナム・ホーチミンにて現地在住日本人向け情報サイトの営業・企画・編集の海外インターンを行う。
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