海外インターンでやりきりたい!大学院の代わりにベトナムでの海外インターンを選んだ理由

2019.03.29
インタビュー, 海外インターンのリアル

海外インターンに興味はあっても「英語が喋れないから……」「理系だから……」と諦めていませんか? 今回は、大学院に進学という夢を一転して、ベトナムに海外インターンを決めた松原さんにインタビューをしてみました。

 

◆自己紹介をお願いします

中部大学応用生物学部の松原有美です。2017年3月〜9月までの間、ベトナムの人材紹介会社で主に法人営業のインターンをしていました。また、自社サイト(ベトナム・ウォーカーズ)の執筆や編集、社内の業務改善などにも携わっていました。
 

◆海外インターンシップに行く前はどのような学生でしたか

私は将来を模索しているような学生でした。大学入学前から微生物の力を応用した化粧品の開発に興味があり、大学2年生までは大学院を目指していました。でも、研究室に入って研究をしてみると「研究は私にとって何か違う。もっと違うことをしてみたい!」と思ったんです。
でも、今まで「大学院で研究をする」という目標を掲げて生きてきたので、これからどうすれば良いか分からず、将来に対して漠然とした不安を抱えていました。それで、自分の視野を広げたいと思い、「武者修行」という短期ビジネスインターンに参加したり、営業という職種を経験したくて光回線サービスの訪問販売の営業をしたりしていました。
 

◆どうして海外インターンシップに行こうと決意されたのですか

私は大学3年生の時に光回線サービスの訪問販売の営業をしていたのですが、3年生は1月に入ると就職活動で忙しくなってしまうため、会社のルールとして12月で会社を卒業しなければいけなかったんです。周りは就職活動を始めていましたが、「就職活動は今じゃないな」という想いが私の中にありました。

というのも、私は大学の授業も放棄して、光回線の営業にフルコミットしていたのにも関わらず、目標の件数を達成できなかったんです。そして、自分の人生を振り返ってみた時に、学生時代の部活動の成績や武者修行でのインターンでの成績など、全力投球したのにも関わらず納得のできる成果を出すことができた経験はほとんど無いことに気が付きました。

この状態で就職活動をして社会に出ても、これからも同じ経験を繰り返してしまうことは怖かったですし、社会に出る前に自分の弱みをきちんと克服してから社会人になりたいと思いました。それで、「頑張るならとことんやり切りたい!」と思い、1年間学校を休学して、海外インターンに行くことに決めました。
 

◆海外インターンシップに行くときの不安はありましたか

海外経験がほとんど無かったので、半年間の海外生活はとても不安でした。仕事面に関しては、ベトナムの会社の方とSkypeでお話をさせていただいて、信用できる方だと感じていたので、特にありませんでした。また、1年間休学をして海外インターンに行って就職活動で有利になるという確証はないので、父親には猛反対されていました。でも私は本当に行きたかったので、父親向けにプレゼン資料を作って、何度も何度も説得をしました。
 

◆インターン中の一日の流れを教えてください

7:00  起床
8:00 ベトナム人アルバイトに日本語レッスン
8:30 業務開始(メール対応)
9:30 営業1件
12:00 昼食
13:00 営業1件
15:00 雑務(人材派遣会社だったので、日系企業にベトナム人の履歴書を送ったり、ベトナム人の面接を設定したり、契約書や見積書を発行したりしていました。)
17:30 終業
18:30 友人とご飯
19:30 英語の勉強とベトナム語の勉強(少し話すことができると、ベトナム人と仲良くなれます(笑))
 

◆インターン中はどのような業務をしていたのですか

インターン業務は主に三つ行っていました。
一つ目は法人営業です。私はベトナム人をベトナムの日系企業に紹介する人材紹介会社でインターンをしていたので、新規開拓の営業では、日系企業にテレアポ→訪問→企業から求人獲得→日系企業に人材紹介→面接設定という一連の流れを行っていました。また、自社から紹介したベトナム人が内定をもらうことができた場合は、日系企業への請求書や契約書も作成していました。
二つ目の業務はWeb運営で、自社サイト「ベトナム・ウォーカーズ」の記事の執筆や編集を行っていました。このサイトは、ベトナム在住の日本人をターゲットにしていて、日本人が知りたくなるような情報を考えて、実際に取材に出向くこともありました。
三つ目の業務は社内の業務改善です。社員数が5人ほどの小規模な会社でインターンをしていたのですが、使っているツールが紙媒体で少しアナログなところがあったり、進捗管理が任意だったりと効率が悪い点がありました。そこで、どうすれば会社の業績がよくなるかを考えて、改善方法を社員さんに提案していました。
 

◆これぞ海外インターンというエピソードはありますか

営業面だけで言うと、ベトナムは日本よりも未開拓の地ということもあり、営業の方法はかなり自由でした。私はテレアポや飛び込み営業だけでなく、マンションの上から名刺交換だけしまくるということにも挑戦できました(笑)
また、日本だとあまり会えないような凄い方とベトナムでは直接会ってお話できたことも海外で営業活動をする価値だと思いました。
 

◆インターン中に達成した成果・実績はありますか

「1カ月で1人以上の内定者を出す」ということを目標にしてインターンをしていたのですが、最終的には1カ月に2人くらいの内定者をコンスタントに出せるようになりました。もちろん、最初は全く結果を残すことができませんでしたが、自分の弱みと向き合ったことが会社での成績につながりました。
私の弱みは、メンタル面とスキル面の二つがありました。メンタル面で言うと、負けず嫌いが故に、結果を出すということよりも同期のインターン生に勝つことに意地になってしていました。その結果、企業へ訪問に行った後のアフターフォローをできていなかったりと、目的意識がぶれてしまっていたりしていたんです。
スキル面で言うと、ベトナムへ渡る前にコールセンターでアルバイトをしていたということもあり、テレアポから訪問はとても得意でした。でも、求人をもらってから人材を紹介することがどうも苦手でした。その理由は私が「YESマン」だったからなんです。
企業の方は「〇〇大学出身で、〇〇のような資格を持っていて」と欲しい人材の理想像を教示してくださるのですが、私は「そんな完璧な人はいませんよ」と企業の方に伝えることができていなかったんです。
そのことに気が付いた後は、企業の方が雇いたいと想っている人物の特徴に優先順位を付けて、ほしい人物像を明確化するように心掛けました。その結果、内定者の方を1カ月に二人ほどコンスタントに出せるようになりました。
 

◆インターン経験前後でのご自身の変化はありますか

新しいことに一歩踏み出すことに対して勇気を得ました。そして、自分がしたいと想ったことに対して、素直になることができました。海外インターンに行くまでは、ただ敷かれたレールの上を歩くだけの人生を歩んでいました。したいと思ったことがあっても、新しいことに挑戦するのが怖くて、できない理由を探して諦めていました。でも、海外インターンを経験した後は、「やらないで後悔したより、やって後悔した方がよい」ということに気が付きました。
 

◆海外インターンのメリットはなんですか

自分を追い込むことができることだと思います。海外インターンは、環境が整っていなくて、小規模な会社で働くということもあり、インターン中の経験や結果は全て自分次第です。
ある程度レールが敷かれていて、その上で一生懸命頑張る語学留学と、自分の力で一歩踏み出して精一杯もがく海外インターンでは、得ることができる達成感や自信は全く別物だと個人的には思います。
 

◆海外インターンにかかった費用を教えてください

半年で50万円くらいです。内訳はプログラム費用が15万円、ビザ3万円、保険代10万円、航空券往復6万円、予防接種は事前に知識がなくて、することを忘れていました。皆さんは気を付けてください。

現地での給料は4万円で、家賃が23000円、食費は1万円ほどでした。節約生活を常に心掛けていましたが、ベトナム渡航後4ヶ月目くらいで、友達とカンボジアに旅行に行ったので、最後の1カ月は切り詰めた生活をしていました。バインミーのパンだけ(約30円)買って食べたり、1kgで100円ほどの芋を買って、朝昼晩に分けて食べたりしていたのは良い思い出です。

 

 

◆Global Wingを利用してよかったことは何ですか

Global Wingではインターン後のアフターフォローも行っていて、就職活動の斡旋活動においてはとてもお世話になりました。具体的に言うと、ベトナムからは9月に帰国したのですが、就職活動解禁の1月まで何をしてよいか分からずにいました。Global Wing 代表の神田さんに相談したところ、Global Wingで行っている新規事業を紹介してくださりました。また、Global Wingのコミュニティーにも感謝していて、現地で仲良くなったGlobal Wing 生とは帰国後にも会ったり、就活の相談をし合ったりしています。
 

◆帰国後はどのような活動をしていますか

先程も少しお話したのですが、Global Wingの新規事業で3ヶ月間インターンをしていました。ベトナム渡航時に社内改善業務を行っていたことから、バックオフィス業務をもっとしてみたいという気持ちが強くあったんです。
 

◆海外インターンシップを検討中の方へメッセージをお願いします

後悔のない選択をしてほしいです。「もっと挑戦してみたい」という気持ちがある人は、ぜひ一歩踏み出す勇気を大切にしてほしいです。始めは少し怖いかもしれませんが、もがきながら前に進むことで、その後の自分自身の自信にも大きくつながります。
 

◆まとめ

大学院への進学ではなく、海外インターンシップを選んだ松原さん。そんな決断も誰かに相談しなければできなかったはずです。GlobalWingではアジア地域でのインターンシップを中心に紹介し、インターンシップ期間中も二人三脚でサポートを行っております。インターン中に様々な相談に乗ることも可能です。下記のボタンからお問い合わせ・ご相談をお待ちしております。

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