「海外で働く上で英語は必要だ。」そう思ってる人は少なくないのではないでしょうか。実際に英語の語学学校に行ってから、海外インターンに行く人も少なくはありません。そこで今回は海外で働く上での英語の必要性について、ベトナムで半年間インターンをし、英語を使って2ヶ月で$8,500売り上げた学生が”本当のところ”をご紹介します。
結論から言うと、MUSTではありません。もちろん使えたに越したことはありませんが、企業側が求めるのは英語を話せることではなく、利益を上げることに貢献できる人材です。
海外で日本人が重宝されるのは次の二つの場合です。①日系スタートアップで現地在住の日本人相手のビジネスを行っている企業。②外資系で現地在住日本人を相手にビジネスを行いたいと考える企業です。
要は日本人相手の事業であれば、日本人の需要は比較的高いということです。②では、経営者や社員との英語でのコミュニケーションが必要になりますが、①では必要でない場合がほとんどです。言語ではなく、その事業でいかにプレゼンスを発揮できるかがポイントになってきます。次に英語を使えるメリットをご紹介します。
言うまでもありませんが、コミュニケーション手段としての英語は自分の能力を発揮する上での可能性を広げてくれるものです。営業をする際にも、訪問する企業や個人のパイは当然ながら海外では英語を使える人材のほうが多いのです。
実際に私がベトナムでのインターンにおいて、2ヶ月で$9,500売り上げた内の$8,500は英語を話す経営陣との商談で得たものでした。決して外国人顧客をターゲットにしたものではありませんでしたが、日本から進出している日系企業との商談では最終決定者が在日であるため、意思疎通に時間がかかってしまうことが要因としてあげられます。
営業だけではなく、オフィスなどで現地のワーカーとやりとりする際も英語が頻繁に使われています。現地人の社員をコミュニケーションを密にとることで、自分だけでは知り得ない現地情報を得たり、仕事がスムーズに動いたりすることはよくあることなのです。
ここまで強調してきたのは、英語はコミュニケーションツールだということです。語学学校に行って英語を学ぶのももちろん良いことです。しかし、英語は使ってこそ意味のあるもの。学ぶものではありません。
逆に海外インターンで英語を磨くこともできます。何十回も英語での商談を重ねることで、自然と言葉が口をついてきます。あなたが今不自由なく話せる英語(I’m fime, thank you. や What are you doing?)は何度もあなたが言ってきて慣れているからです。このように英語は実際に使ってこそ使えるようになるものです。
先に見たように、”英語が話せない=海外で働けない”というわけではありません。また英語を使ってビジネスをする体験は学生時にそうできるものではありません。”新たな選択肢”として海外インターンを一度考えてみてはいかがでしょうか。
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記事作成:
酒井陽大(さかい ようだい)
横浜市立大学2年 2015年2月より5ヶ月間ベトナム・ホーチミンにて現地在住日本人向け情報サイトの営業・企画・編集の海外インターンを行う。
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