日本のあの企業もランクイン?世界最悪企業5選

2016.12.10
企業動向/就活

「最も無責任で社会正義に適わない企業」と題されるPublic Eye Award(パブリックアイ賞)がスイスのダボスで開催されている。一般に世界最悪企業ランキングとも言われ、この不名誉な賞に選ばれた企業も決してかけ離れた存在でないこともある。今回はそんな世界最悪企業ランキングからTOP5に選ばれた不名誉な企業をご紹介する。

1. Vale(バーレ)

Valeはブラジルのリオデジャネイロを本拠地にする総合資源開発企業。日本を含む世界30ヵ国、110,000人を雇用している。鉄鉱石を主力商品として扱い、そのシェアは世界中で35%と他を圧倒している。

選出理由として、70年もの間、鉄鉱石採取を始めとした事業における人権侵害、非人道的な労働、自然破壊をおこなったことがあげられている。建設中のベロモンテダムは建設のために住民を強制退去させたとしている。
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(http://valejapan.com)

2. 東京電力

言わずと知れた東日本大震災で福島第一原子力発電所の”人災”に関わった企業。対応の遅れに加え、虚偽情報の記載などがメディアに取り上げられた。しかし問題の改善にはつながらず、現在も原発内での二次災害が恐れられている。
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(http://www.tepco.co.jp/index-j.html)

3. SAMUSUNG(サムスン)

韓国の財閥が所有する韓国No.1家電メーカー。スマートフォンを始め、総合家電、電子部品なども扱う。日本ではあまり短かではないかもしれないが、現在世界中でAppleに次ぐシェアを誇っている。

選出理由として、環境汚染や労働組合に対する違法的な抑制、労働現場で有害な毒ガスを発生させ、多くの労働者がガンを患う原因になったともいわれている。
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(http://www.samsung.com/jp/samsung-recruit/)

4. Barclays(バークレイズ)

イギリスのロンドンを本拠地とするメガバンク。筆者もイギリス在住時はよく街頭で見かけていた。世界中に展開し、総資産は世界第二位を記録している(2012年)。急速な食料投機によって、世界中の食料品価格が高騰し、4400万人という貧困層を苦しめることになった。税金逃れのためにタックスヘイブンという税金がかからない、もしくは少ない地域を使用することもある。
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(http://www.barclays.co.jp)

5. Syngenta(シンジェンタ)

世界中に展開するスイスを本拠地にする企業。農薬などを扱う農業ビジネスを行っている。こちらも日本進出済み。欧州で禁止されているはずの農薬を途上国で使用し、多くの人が犠牲となった。アトランジン殺虫剤によって米国中西部の90%の飲料水が汚染された。
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(http://www.syngenta.co.jp)

一方で優良な企業ランキングでトップに入るのは、Apple(アップル)、Google(グーグル)、Nike(ナイキ)、Amazon(アマゾン)など誰もが知る超有名ブランドであった。

ワースト企業は長期間にわたって人権侵害などするような事業を行い続けている。特にエネルギー関係や金融業界はそういった傾向が強い。win-winの事業を行うためにこうした分野に目を向けて見ていくことも必要なのではないだろうか。

参照:
Public Eye Award(http://publiceye.ch)
How we picked the Most Admired(http://archive.fortune.com/magazines/fortune/mostadmired/2011/best_worst/best1.html)
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記事作成:
酒井陽大(さかい ようだい)
横浜市立大学2年 2015年2月より5ヶ月間ベトナム・ホーチミンにて現地在住日本人向け情報サイトの営業・企画・編集の海外インターンを行う。


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