大学生の段階で、「カフェの店長」を経験した方がいます。
名前は、森一真さん。
森さんは、2016年3月から2016年9月までの半年間、ベトナムのホーチミンでカフェの店長を経験。
海外インターンに挑戦した理由や現地生活、さらには帰国後の軌跡まで詳しく伺いました。
キッカケは、大学時代に取り組んでいたボランティア活動でした。
活動自体は楽しかったのですが、将来的に継続できないな、という想いがあったのです。
そこで次の一手として、ビジネスへチャレンジしようと決意しました。
とはいえ当時はビジネス未経験で自身の適性もわからなかったので、なるべく上流から下流まで幅広く経験できる案件を探しました。
国内でなく東南アジアを選んだ理由はほとんど直感で、「住みたい」という想いがあったからですね。
最初の1週間でカフェの仕事の基礎的な部分を学びました。
その後はいきなりカフェの店長として働いていました。
具体的には、開店準備、お客さんの対応、勘定、仕入れまでカフェで経験する業務は全てやりました。
さらに、人事としても仕事していました。インターンという立場にも関わらず、現地の社員・アルバイトの採用も行いました。
もちろんマニュアルはなく、自分で考えて作っていくことばかりでした。
ランチ用に目立つところに立て札を置いてお客さんにきてもらうなど、アイデアから実行まで全てチームで実施していました。
ほとんど毎日カフェで働いてました。
具体的には次の通りです。
6:30-8:30 起床、準備
8:30-9:00 開店準備
9:00-22:00 開店。
22:00-23:00 店締め(レジ締め、掃除、翌日の仕込み)
23:00-24:0 就寝
半年で約35万円でした。
具体的には、生活費が半年で15万円、雑費が10万円、飛行機代が10万円。
ただ、インターン先では住居手当がありました。もし手当がない場合は月2万ほど上乗せする必要がありますね。
インターン自体は無給でしたので、上記費用は渡航前にアルバイトをして貯めました。
競合他社と比べた時のWebサイトのクオリティと、カウンセリングを担当してくださった社長の神田さんに惹かれたこと、さらに様々なビジネスを体験できる魅力的な案件があったこと、の3点です。
現実をきちんと見て判断できる能力や、ここぞという場面で踏ん張れる底力は身についたと感じていて、日常生活に活きていますね。
また、現地のベトナム人との交流の中で、人とのコミュニケーションの取り方も大きく変わっていきました。
これはベトナム人から学んだことですが、相手が嬉しい時は共に喜び、辛い時共に落ち込むといった「共感」が信頼関係を築くのに凄く重要だと想うようになって。
そのため、ビジネスライクな方もいるGlobal Wing卒業生の中でもよく異色の存在と言われます笑
インターンを経験してますます自身の「成長欲求」が大きくなり、大きく成長できる環境を求めるようになりました。
帰国後は、外国人留学生にアルバイトを紹介する人材事業や民泊の清掃代行事業などに携わりました。
また、自身の人生を見つめ直すためにスクールにも通い、納得のいく人生を模索する等、精神的な面でも一皮向けたかな、と思います。
就活の軸はインターンのおかげで固まりました。
具体的には、まずスタートアップではなく、「50-100人規模の会社で地に足をつけ、専門性を磨いていきたい」と想うようになりました。
社風も、インターン時代の影響で「勉強が好きであること」、「競争原理の中でも他者へのリスペクトを欠かさない」という2つの軸を満たしているかを見ていました。
異国の地で仕事をするインターンの経験を基に、自身が大切にしている価値観を確認できたのは凄く大きかったですね。
あなたの様々な疑問や不安に、 GlobalWing専属のキャリアコンサルタントが マンツーマンで対応しております。