～男の中の漢。徳重氏とテラモーターズとの出会い～
➢ 林さんの目指すものとは何だったのですか？
恵まれている立場の自分が、世界に転がっている課題に向き合い、解決していきたい。そこから、課題解決型のビジネスモデルを作りたいと考えました。でも当時の僕はお金もない、人脈もない、そして自信もない。ここで根拠なき自信を持てるかどうかが重要だと思うのですが、僕は持てなかった。そこで直ぐに起業をしようとは思いませんでした。じゃあ今の自分に何ができるかと考えた時、「10年前のグーグルやアップル」の様な会社に入りたいと思ったんです。そうすれば、おそらく面白いことが出来るし、おそらくスキルも人脈も、それから根拠なき自信が少しだけ根拠ある自信になるのではないか。また、このキャリア後にスポーツ業界にチャレンジするのも良いなと思い、そんな企業を探すことにしました。そこで出会ったのが今のテラモーターズです。
➢ でもどの会社が「次のグーグルとかアップルか」なんて、わからないじゃないですか。失敗する可能性も大いにある。その怖さみたいなものはなかったのですか?
そういう面で、テラモーターズ、そして徳重社長に出会えたのは幸せでした。就活時に多くの経営者、多くの会社を見たけれども「ここで頑張りたい」と思えるのは今の会社だけでしたね。特に僕は徳重社長に惹かれた部分が大きかったです。気づいたらもうテラモーターズのオフィスで働いていました。
➢ 徳重社長のどこに惹かれたのですか?
男が惚れる男。男というか「漢」の様な人です。大きな理想があり、勇猛で、大胆で、それでいて人間として潔い部分もある。もちろん当初、僕にも失敗の不安の様なものもあったのですが、それを忘れさせてくれる。その不安を掻き消してくれるような魅力が、徳重社長にはありましたね。
➢ それで大学４年生の時にインターン生第一号としてはいられたわけですが。その当時の事を教えてください。
当時はとにかく「何もなかった」ですね。（笑）製品もないウェブサイトもない。営業にいっても誰も「電動バイク」すら知らない。そんな状態でした。その分初めて製品が売れたとき、日経新聞などのメディアに取り上げられた時は飛んで喜びました。多くの事がゼロイチで、自分も会社もどんどん成長して行くのがとても楽しかったです。やらされているのとは訳が違う。「自分が選んでここでやっているのだ」という意識が非常に高かったように思います。だから毎日オフィスに寝泊まりして、殆ど家には帰らなかったのですが、今思えばすごく充実していました。もう一度やれと言われれば、断りますけど（笑）
～本当にやりたい事を探し、できる前提で始めること～
➢ 大学生時代の紋々とする時期から、今の魅力的な林さんになる一番のきっかけは、バングラディッシュでの経験。若いうちに海外に行くことは大切だと思いますか？
そう思います。それは、新興国であっても先進国であっても良いのですが、若いうちに多くのものさしを持っておくことは大切だと思います。「日本のものさし」しか持っていなければ、それは何もないという事ですから。
あと、海外とは関係ありませんが、「これは自分がやりたい」と心から思える夢を持つことです。その時に、注意しなければいけないのが、その夢を理想から考えて落とし込んでいくという事です。課題から始めてしまうと、今自分が出来る範囲の事でしか考えられなくなってしまう。理想から始めれば可能性は無限ですから。あとは時間や自分の環境などとの折り合いをつけて、上手く目標を見つけていけばいいのだと思っています。あとは「できる」と思い込むことも重要だと思います。「できない」と思えば出来ないですし、「できる」と思えば大抵出来るのではないでしょうか。もちろん周りからは随分と現実からかけ離れた夢と言われるかもしれませんが、自分の中でワクワクしてなんか出来るかもと思えたらGoすれば良いと思います。
➢ 林さんのその夢とは新興国の課題解決なのでしょうか?
そうですね。だから今はテラモーターズでガソリンバイクを電動バイクに変えていくという事をとおして、環境問題とかエネルギー問題という課題を解決していきたいと思います。また、雇用創造することで他の問題にも貢献できると思っています。会社の成功が僕の成功でもあるというのが、シンプルですが僕のエネルギーになっているのだと思います。
あと、まだ自分の中で、スポーツで感動を与えたいという夢は小さいころから変わってはいないので、ベトナムのサッカーチームのオーナーになりたいという、もう少し先の未来も描いています。もちろん「できる」という前提で。
➢ ありがとうございました！
あなたの様々な疑問や不安に、 GlobalWing専属のキャリアコンサルタントが マンツーマンで対応しております。
