先日あるイベントに参加していたところ、多くの学生さんから「海外インターン参加したいんですけど、、、英語、全然話せません。」とすごく困った顔をして話しかけられました。そこで今回は海外インターンでの英語とコミュニケーションスキルについてです。
就職活動が本格化するこの時期、多くの学生がESのためにTOEICの勉強をしています。実際に多くのwebサイトには「800点以上必要」とか「700点以下は書かない方がいい」と書かれています。しかしTOEICって本当に必要なのでしょうか。
ご存知かと思いますが、TOEICは通常リスニング+リーディングではかる990点満点の試験。言い換えると「聴く・読む」英語のための試験です。たしかに海外進出している企業は毎朝スカイプミーティングなどを英語で行っていますが、話せなければなんの意味もありません。簡潔にいうと、TOEICは実際に使う英語としてはそんなに意味がないということです。
とは言っても「採用されるために英語は必要だ。」というのもまた確かです。ただ就活に必要だから英語を学ぶのではなく、ただ一種のコミュニケーション方法として考えておいたほうがよいでしょう。それよりもいわゆるコミュニケーション力が高くない人は自分の苦手な人と話したり、丁寧な言葉遣いができたりすることのほうが重要かもしれません。
先のイベントで10人中5人に聞かれたのが「海外インターンには英語必要ですよね。」そう言う前に考えてほしいのは、「海外=英語」ではないということです。日本人しかいない日本の環境では海外が遠いことのように感じてしまいますが、英語は世界で少し普及しているツールでしかありません。
むしろ私の経験から、海外で必要となるのは「ダイバーシティー(多様性)の中で活躍できる生きたコミュニケーション」です。価値観も全然違い相手を受け入れながら協力して物事を進めていける力を養うのは日本にいてできることではありません。以前「長期海外インターンシップ経験者が語る「3分」でわかる英語の重要性!」でも経験者が語っているように、英語はできて越したことはありませんが、言葉が通じなくても意思疎通できる方法はいくらでもあります。
むしろこれからアジア・アフリカが注目されていく中で必要となってくるのは言葉以上に先進国の日本人からの観点ではなく、現地を理解できるグローバル人材ではないでしょうか?Global Wingのプログラムでインターンを行った経験者にも”英語”だけではない成長を遂げて帰ってきた人が何人もいます。
上述したように就活で企業がほしいのは、英語の点数をもった学生ではなく、英語をツールとして使える学生なのです。そういった意味で実際の現場で英語の練習をし、少しでも使えるようになってこれば、TOEICで点数を取ることよりもずっとプラスに働きます。
英語の上達方法のような記事であればどこでも紹介されていますが、英語力をあげるには実際に使い続けるしかありません。スピーキングに関しては特に文法がバラバラでも話すことが一番の近道とさえ言えます。使わなければいけない環境だからこそ上達する可能性は高いのです。
このように海外に出ることはチャレンジであり、また成長できる環境でもあるのです。英語も含めて真のコミュニケーション力を養える海外インターンへの挑戦は今後一生社会で使える・必要とされる”資格”になるでしょう。
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記事作成:
酒井陽大(さかい ようだい)
横浜市立大学2年 2015年2月より5ヶ月間ベトナム・ホーチミンにて現地在住日本人向け情報サイトの営業・企画・編集の海外インターンを行う。
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