たった3日で「帰っていいよ」と言われながら、最後には事業売却に成功した話(後編)

2016/12/30
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海外インターンという選択肢が注目されている今日。しかし、「実際にどんな仕事内容なの?」と疑問に思う方が多いかと思います。そこで当記事では、実際にインドのIT都市バンガロールで10ヶ月間インターンを行った筆者が、リアルなインターン生活を赤裸々に公開します。当記事は後編ですので、初めての方は前編からお読みいただくのをお勧めします。

事業責任者としてのスタートで、仕事が倍増

インドIT留学事業の責任者になってからは、仕事の量が格段に増えました。クライアントの数も10人程度まで増え、新規のお客様の対応と並行してインドで実際に学校に通われているお客様のケアも同時に行っていました。この時が仕事量・失敗ともに一番多かったのを覚えています。住居の手配も行っていたのですが、bookingしたにも関わらず急遽断りを入れるインド人オーナーもいて、何度も喧嘩しました。他にも授業日程の勝手な変更など、インド文化ならではのトラブルが頻発し、その都度対応に追われていました。

「仕事量が多い=仕事をしている」ではない。インターン1の挫折

上記のように、多くのクライアントを抱えていたことと、更に「事業責任者」という肩書きを手に入れたことから、心のどこかで自分を「スゴイやつ」と評価し、酔いしれていた部分がありました。当時はその自覚もなく、「自分は仕事をしている」と信じて疑いませんでした。しかしある日、社長から「仕事サボってるだろ?」とメッセが飛んできて、その酔いが吹っ飛びました。「仕事量が多い=仕事をしている」ではないのです。ベンチャーにおける責任者の仕事は、「マストはこなしつつ、プラスαの価値を生み出す」ことに他なりません。社長のメッセを受け、自分は強烈に自分を恥じました。「プラスα」の仕事を自分は一切せず、ただマストだけをこなし、「自分はできる」と思い込んでいたのです。

事業売却に成功。しかし、その裏で押された烙印は「期待はずれ」。

その後、担当していたインドIT留学事業は売却に成功しました。もともと「事業売却」が目標だったので、この成功は事業の責任者として一つの成果かもしれません。ですが、自分に対する評価は「期待はずれ」。なぜなら充分に「自分で価値を生み出していなかった」からです。そしてその根本的な理由は「楽な方に流れる精神性」でした。ルーティンだけこなしていれば、気持ち的に楽なんですよ。「事業の発展」より「楽」をとってしまったのです。

後半まとめ

インターンの後半で思い知ったのは自分がいかに「素がダメか」という一点につきます。自分のスキルを上達させることなら適性があれば誰にだってできます。しかし、自分の「在り方」を変えることは容易ではありません。インターンにおいて様々なスキルがついたかもしれませんが、ついに在り方を変えるまでには至りませんでした。事業売却は大きな成果として受け入れつつも、自分の今後の課題、すなわち「律すること」を念頭に置いて日々過ごしてゆきます。


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