アジア最後のフロンティア”はどう攻略されるのか。

2016/12/14
globy29

ミャンマーは激動の時代を乗り越え、ここ一年の間で小売市場においても転換期を迎えています。外国製の商品が流通するようになったり、市街地には洗練されたショップが出現したり、大規模なショッピングセンターも人気を集めています。大きなビジネスチャンスが広がるミャンマーは、転職やインターン先としてもとても魅力的な国であると言えます。

海外からの商品が市場に流れるように

長い間軍政が続き、欧米からの経済制裁を受けながも鎖国状態を続けてきたミャンマーは多くの小売市場において、海外のプレイヤーが参入できない状態が続いていました。しかし、この”アジア最後のフランティア”と揶揄された国の状況は変わりつつあります。

以前まではミャンマー製品が同市場を席巻していましたが、ここ一年は販売網がまだまだ充分でないために限定的な影響とは言え、急速に海外からの商品が普及しつつあります。

特にタイ製品は売れ行きが良く、ミャンマーのスーパーマーケットやパパママストアーで目にする商品の多くはタイ製品となっています。なぜタイはミャンマーでそんなにも人気なのでしょうか。

タイ製品の普及

ミャンマー国内の高級ブティックではタイ製品がタイ語とバーツ表記の値札を付けられたまま売られていることがあります。これは、ミャンマー国内の製品の品質が安定しないため、隣国のタイ製品の品質の高さに安心感を得ていることに起因しているようです。

また、小売市場においてもタイ語表記のまま売られている商品は数多く存在し、現状ではまだまだタイの一人勝ち状態と言えます。東南アジアの国々にとってタイは繁栄した大国のようなイメージなのかもしれません。

では、ミャンマー市場はタイのような隣国で飽和し、日本などが参入していく余地はないのでしょうか。まだまだ物価が低く、これからの国の発展が見て取れるこの市場への期待は決して小さくはありません。

販売網の形成が勝敗の分かれ目

海外製品が市場に流通し始めたとは言え、まだまだ販売網の整備が不十分であることは否めません。国民にとっても、突然の国の解放は望んでいたものでる一方、そこにニーズが生まれるかは定かではありません。

一方で、それはミャンマー国内で圧倒的に強い販売網を整備できた企業が今後、この市場を勝ち取れるとも言えます。日本は元来、販売網の構築に長けており、そのノウハウをパッケージ化して海外展開する経験も多く積んできています。そのため、このミャンマー市場においても同様に販売網を一気に整備することが出来れば日本企業にとっては大きなビジネスチャンスになることは間違いありません。

これはどの企業にも共通していることですが、現地への適応化が最も大事で最もスピーディーに行われるべきことです。言うのは簡単ですが、海外で活躍できる人材をどう育成していくのか、どう日本にいる状況でも多様性を受容できる人材になれるかが個々人での鍵になるのではないでしょうか。


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