<業界研究:日産自動車> 日本企業で最もグローバルな日産の人材育成の秘訣

2017/01/06
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引用:日産HP(http://www.nissan-careers.com/common/images/visual.jpg)

現在日本企業であっても社内では英語を公用語として使う企業が増えています。2012年には楽天やユニクロを運営するファーストリテイリングが、14年に武田薬品、15年にはホンダ自動車が英語を使用し始めています。背景にあるのはなんといってもグローバル化。企業の重役に外国人を招聘する企業も多くなってきています。そんな中で日産自動車は1999年にカルロス・ゴーン氏率いる仏ルノーの傘下に入ったことで、取締役会や社内文書の英語化などいち早くグローバルな社風を取り入れてきました。今回はそんな日産で行われているグローバル戦略についてまとめました。

上司や同僚は外国人!? ダイバーシティー溢れる日産

日本企業の中でも特に早くからグローバル化を推し進めてきた日産のグローバル人材教育はその入社式から始まります。カルロス・ゴーン社長が登壇し、もちろん英語でスピーチを行います。これは上司や同僚が外国人であることを肌で実感し、日産がいかにグローバルでダイバーシティー溢れる会社であるかを表しています。

実際に日産の役員クラスの外国人割合は25%。新入社員向けの座学でも「グローバルマインドセット」や「ダイバーシティー」などの名称のついた講義が並び、グローバル企業として社員のマインドから変革しようという意図がはっきりと読み取れます。

「Diversity is Our Advantage, Diversity is My Advantage」は日産の多様性を意識したスローガンであり、今後世界と連絡を取り合い、世界と協力した自動車の生産を行い、世界の市場を相手にする日産において必要不可欠な概念と言えるのです。

積極的なグローバル研修とeラーニングの導入

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日産ではグローバル化に伴い、講義や授業形式の学びだけではなく、インターネットを利用した「eラーニング」を用いて社員がいつでも自発的に学べる体制を整えています。また集合研修によって人がいる状況でより実践的なトレーニングが積めるようにもなっています。

eラーニングを導入するのは個々人の能力に合わせた学習機会の提供にも役立っています。「初めての英文メールライティング講座」ではメールにおける依頼・要求など仕事の基礎となるスキルを身につけることができるなど、それぞれの段階に合わせた学習ができるのです。

日産の事業においてグローバル人材であることは「must」。先輩・同僚が優秀なグローバル人材であることが若手社員の奮起を促すだけでなく、会社全体での取り組みがあってこそグローバル人材育成は成果をあげているのではないでしょうか。

日産が求める”グローバル人材”

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日産が求める人材として掲げているのは「グローバルで戦える”和魂多才型人財”」。柔軟性と協調性を持ち合わせる反面、ダイバーシティーにおける優れたリーダーシップとロジカルな発想ができる者を意味します。

もちろん英語力は必須でTOEICで730点が期待されています。しかし英語はあくまでツール。日産では上司、部下関係なく熱い議論を交わしながら最良な選択を見つけていく人を育てる風習があると従業員は口をそろえて言います。

「すべては一人ひとりの意欲から始まる」、カルロス・ゴーン氏がメッセージを残すように日産自動車ではグローバル化を肌で感じ、若者にトライ&エラーを繰り返しながらグローバル人財に成長する環境を提供しています。

Reference:
PRESIDENT Online(http://president.jp/articles/-/16036)
NISSAN HP(http://recruit.nissan-careers.com/index.html)
日本経済新聞
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記事作成:酒井陽大(さかい ようだい)
横浜市立大学2年 2015年2月より5ヶ月間ベトナム・ホーチミンにて現地在住日本人向け情報サイトの営業・企画・編集の海外インターンを行う。


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